パリの愛称で親しまれているPáll Guðmundsson氏がオーナーを務める、アイスランド・レイキャビク発のヨーヨーブランド。2005年頃からヨーヨーを始めたパリ氏は、ヨーヨー不毛の地(全国大会はおろかヨーヨーコミュニティ自体がほとんどない国)であるアイスランドで数少ない仲間同士で切磋琢磨してきましたが、それだけに留まらず世界各国に出向き、その存在は世界のヨーヨーコミュニティに広まっていきました。そうした努力が実を結び、2017年にレイキャビクで世界大会が開催され、パリ氏は主催も務めました。また、長らくカナダのCLYWのスポンサーチームメンバーとして活躍していましたが、CLYWを脱退し自らのブランドを始めたのが2019年。第1段ヨーヨーの「ラグナロク」は、アイスランドが「ヨーヨーがある国」と知らしめる大きな起点となったことでしょう。世界を旅し、様々なことを見聞きしてきたパリ氏がアウトプットして作るヨーヨー製作は、今後も楽しみなプロジェクトです。